イケメンお兄さんのPV、インド映画『バジュランギおじさんと小さな迷子』感想

『バジュランギおじさんと小さな迷子』という映画を見てきました。「バジュランギおじさんと、小さな迷子」【1.18公開】底抜け正直者パワン登場!ダンス映像 - YouTube

『バジュランギおじさんと小さな迷子』は2015年に映画大国インドで公開され、瞬く間に歴代興行収入3位を成し遂げた作品である。日本では2019年1月末に劇場公開され、現在映画ファンの間で話題騒然となっている。

物語はパキスタンの山奥の村から始まる。喋ることができない小さな女の子、シャヒーダーは不自由ながらも楽しく暮らしていた。そんなある日、村の長老からインドにある聖廟に連れて行けば話せるようになると諭され、母子2人でインドへ。しかしひょんなことからシャヒーダーと母親は行き来するには莫大な料金と膨大な手続きが必要な国境を隔てて離れ離れになってしまう!途方に暮れるシャヒーダー。そこにたまたま通りかかったインド人のバラモン教徒であるバジュランギおじさん。名前も出身も話せない女の子を親の元へ送り届ける決意を固める。おじさんと女の子の旅が今始まる。

 

インド映画って面妖な音楽と不思議な踊りで一気に引き込まれるんですよ。カレー屋で流れてる愉快な音楽あるじゃないですか?あの曲で100人くらいの三代目J Soul Brothersがキレッキレのダンス始めるイメージ。そのシーンだけで2時間は見れるしナン1枚いける。ラッシーとか既におかわり飲み干してるレベル。開幕のダンスで画面釘付けにされてる俺らは主人公たちにアホみたいに共感しちゃって、一緒に旅してる気分になってしまう。んで待ち受ける困難にパーティの一員として一喜一憂する寸法。見るRPG。しかも道中がコントで最高に笑える。敬虔なバラモン教徒であるバジュランギは嘘がつけない。女の子は話せない。っていう曰わば「縛りプレイ」で物語は進んでいくんだけど、国境越えるときにバジュランギが堂々と警察相手に「密航者です!」とか言っちゃったり、女の子は喋れないから自分の家も言えないし。まぁその辺をどうやって乗り越えていくかも本作の見どころ。

あとキャラがとにかく魅力的。タイトルに『おじさん』とか書いてあるけど全然若い。多分30代だと思う。しかもおじさんめっちゃ強いし。あと女の子めっちゃかわいい。見てくださいよこの二人の笑顔。赤の他人なのに「守りてえ…」って言っちゃう。f:id:Miyabi717:20190718092051j:image f:id:Miyabi717:20190718092352j:imageほら見ろ守りたくなっただろ?パッと見で最高だろ?彼らが広大なインドの大地を駆け巡るんですよ。それだけで見る価値がある。

 

そのくせ国際的な宗教問題とかインドの売春婦問題とかが根本のテーマにドシンと据えてあるから、見てて考えてしまう箇所が多々あった。明るく見えるストーリーの裏にバッチバチにメッセージが込められてる。深読みし放題の作品。全力で二面性。

インドってもっと砂が舞って道端の怪しげな男が話しかけてくる国を想像してたんですけど全くそんなことはなくて、むしろかなり文明が発達した国でビックリした。でもやっぱり怪しげな石像やらなんやらが映り込むシーンとかもあって、古めかしいものの上に成り立つ文明の姿が見えて楽しかった。どうやって生きてきたのかが可視化できるのってすごいですよ。

あとやっぱりこの映画の見所はまぁとにかく踊りですね。これでもかってくらい踊る。肉が食えない!ってなって踊る。もうわけわからんけどめっちゃ楽しい。ドーパミンドパドパ出た。劇場出て小躍りしちゃったもん。下手すぎて『踊ってみた』じゃなくて『動いてみた』になったけど。何それ気持ち悪い。

バジュランギの正直さがカッコよすぎて惚れる、女の子めちゃかわと見所もたくさん!今ならなんと劇場で見ることができます。上映時間は狂気の3時間だけど。

バジュランギおじさんと小さな迷子、本当に最高でした。ラーマ様万歳。