映画『名探偵ピカチュウ』が面白すぎて現実世界に戻れなくなった-感想

「名探偵ピカチュウ」海外版予告編2(日本語字幕つき!) - YouTube

 

先日『名探偵ピカチュウ』見たんですけど現実世界に戻れなくなりました助けてください。

そもそもこの作品、誰も期待してなかったと思うんですよ。「は〜〜また実写化ですか〜〜?なんでもかんでも実写化すんのやめてくれませんか〜?大好きな作品が知らない監督に落書きされるファンの人達の気持ち考えたことあります〜〜?」とかいうクソデカ主語をぶん回してバトルする気持ちは少なからずあったんですよ。「かみつく」ならぬ「かみくだく」で勝負する気満々だったんですよ。

ワザ全部外しました。悔しいけどすげぇ面白かったです…。生意気な口利いてすいませんでした流石っすピカ先輩マジパネェっす。

それというのもこの映画、世界観の作り込みが半端じゃなくて。人、モノ、車と並んで"ポケモン"が当たり前に存在している世界を完璧に描いてる。マジリアルポケモンGO。映画館が日常から隔離された異世界ってのもあって、俺ら観客はいとも簡単に騙される。スクリーンの裏でゲンガーが「さいみんじゅつ」してんじゃねえかってレベル。寝ねえけど。

 

ゲームの中にしかいない"ポケモン"を「実写化」して現実と混ぜ合わせるハードルってアローラナッシーくらい高いと思うんですけど、「とびはねる」どころか「そらをとぶ」で超えてた。「なぁにが『実写化』だよwww」とか考えてた上映前の自分にメガトンキックしたい。

んでまぁ映像や世界観の作り込みもすげぇんだけど、ストーリーがこれまた面白いんだこれが。

 

幼い頃ポケモンマスターを目指していた主人公のティムは、フツーに成長してフツーの保険会社の社員になっていた。冴えない毎日を送るティムの元に、ある日一通のメールが入る。曰く「あなたの父親が亡くなりました。遺品を整理しに来ていただきたい。」住所を頼りにティムが訪れた「ライムシティ」。そこはポケモンと人間が一緒に暮らす夢の近未来都市であった。しかし表の華やかな面とは裏腹に、そこでは驚くべき陰謀が渦巻いていた!

ってまぁこれだけ読んだらよくある話じゃないですか。だがな、『名探偵ピカチュウ』って映画はこれに「ポケモン」って要素が加わってるんだよ。もうね、全然ちげえんだよ。

ミステリーってこの世にウン万ウン千とあるんだけど、ポケモンが出てくる本格ミステリーってこれが初めてだと思うんですよ。で、一つ一つの要素の使い方がものすごく巧い。各ポケモンの能力をテクニカルに組み合わせることで、全く見たことのない物語になってる。だって考えてみてくださいよ?どんなものにでも変身できる無敵の変身能力のメタモンとか、どこへでも瞬間移動するテレポート能力を持つケーシィ、時間を自由に操る反則級のディアルガとか文字通り「モンスター」達が集まって「ガチ」のミステリーやるんですよ?面白いに決まってません?

そんなこんなで気付いたら夢のような現実のような100分が終わってたんですけど、俺はあの世界から戻って来られなくなりました。画面暗転したとき「なぞのばしょ」に閉じ込められたのかと思ったもん。めのまえがまっくらになりました。誰か「フラッシュ」使える方いませんか…?それかポケモンセンターに連れてってください…助けて…。