北海道に曇と往け【覚え書き】

親友が札幌で一人暮らしを始めたので遊びに行った。2週間、車であちこちを回った。

陽のあるうちに走り、暮れたら風呂入って寝る。宿は車かテントの二択。旅中の宿泊費は合計0円だ。

楽しかった。以下、覚え書き。

 

・シカ注意の看板が普通にある。それ以上でもそれ以下でもない。当たり前にシカがいるんだな。

 

・コンビニで「おにぎりあたためますか?」って聞かれる。そのコマンド俺知らなかったわ。しかもめっちゃうめえし。北海道の米で北海道のシャケを包んだ『紅鮭ハラス』だから当たり前か。

 

・速度感覚が狂う。借りた車が静かに加速するのも原因だが、一番の理由は遠近感が狂うからだ。見える範囲が広すぎる。そこに見えてるものに全然近づけない。対称との接近スピードで錯覚が起きている。これを見返した時の俺よ、こんな言葉でどうか思い出せ。

 

・霧で何も見えない。さっき日が昇ったばかりなのに太陽がどこにあるかわからなくなる。夜に戻った。

 

・留萌・・・風と砕石の街。いい匂いがした。

 

・旭川・・駅前はそこそこ栄えている。ように見えて人がとても少ない。施設のみ。街の中央を貫く道の両側にのみ店がある。その裏は全て田んぼ。一本間違えると何にもない。ハリボテだ。冷たい風が吹く街。

 

・「徒歩で歩くのは絶対にやめてください。クマが出ます。」という看板。怖すぎるだろ。

 

・旭川・・・パチンコ屋の駐車場が満杯。あっちもこっちもパチンコ屋。

 

・みんな車を頭から入れる。店舗に対して駐車場が広すぎる。転回推奨されてる。

 

・夜空は青い。月は明るい。太陽のように空全てを照らす力はないけど、空の蒼さくらいは教えてくれる。

 

・毎日夢を見る。色んな人が出てくるものだから何となく会いたくなってしまう。離れるとよく見える。人間って面白い。

 

・今日の夢はシカと会う夢だった。「ヘラジカは一番危険だから!」みたいなことを言われたので慌てて木に登ってやり過ごした。なんだったんだ。

 

・『あっクマだ!車降りたら事故の元』っていう標語いいな。「わ~クマさんだ~可愛い~」って言って死ぬバカがいるんだろうな。

 

・中標津・・・牛の匂い。とても濃厚な牛の匂い。牛!って感じ。まぢ家畜。

 

・『返せ!北方領土!』『北方領土返還は国民の総意!』そんなことないだろ。巻き込むなよ。

 

・根室・・・風車と海の街。常に潮の香りが鼻を掠める。

 

・道路脇のカラスが全然飛ばない。軽く駆け足で歩道側に避けるだけ。肝が座っている。犬で言うところの『伏せ』で済ませる輩も居た。何が変わるんだそれ。

 

・サクサクパイの呼び方、『サクサク』で笑った。「サクサク1つでーす」って声かけてた。そっちなんだ。

 

・サイドミラーバックミラー、夜中だと何も見えない。後ろなんて闇のみ。意味を成せ。

 

・川からの景色は川を下ることでしか見えない。空からの景色は山に登らずとも飛行機に乗れば、ヘリコプターに乗れば見ることができる。川からの景色は意外と見ることがないものだ。いろんな遊びをやったけど、川がいっとう好きだ。

 

・夜空を飛ぶのは楽しい。窓から見える街は眠っているが、ところどころ明るい場所もある。床に光の粒を零したらこうなるんだろうな。

エンジンの音が変わる瞬間、加速度で座席に押し付けられる瞬間、タイヤが大地を離れる瞬間、街の灯りを見下ろす瞬間、雲を抜ける瞬間、星と月の空へ飛び出す瞬間、全てがワクワクのために動いてる。いいぞいいぞもっと働け。

 

・街を見下ろして雲を見下ろして星座を横に見る。オリオン座が転んでいる。

 

・東京の上空。夜3時にも関わらず明るい。光零し過ぎだろ。

 

・空の色はよく変わる。赤くなって青くなって赤くなって黒くなる。空の色はよく変わる。f:id:Miyabi717:20190920181420j:image
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