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Longer Tweets

大悪性ロスタイム

もう5年くらい共に過ごしているカビゴンの腹を揉みしだくことで暇を潰している。カビゴンはおおらかなポケモンなので、人間がお腹を揉んでいてもそんなことは気にも留めず居眠りこいている。

中学生二年生の時にヨコハマのポケモンセンターからしょっ引いてきたコイツはクッションにしても良し、眺めても良しと、自慢の相棒である。

 

今の日常もカビゴンのお腹のようにのっぺりしている。大学の授業開始日程は2回ほど順延されたのち、皆科目おんらいん化の詔が発令された也。主軸を失った毎日はちょうどギリギリのコマのようで、要するに全くもって上手く回らない。生活を彩るべき趣味も少々食傷気味だ。濃度の問題。

 

音楽を聴く時間が増えた。普段の行動範囲外に手を出したかった。

中毒性のみで構成されたドラッグみたいな音楽を好んで聴いている。音楽というより「ミュージック」みたいなヤツをたっぷりと。「シャブみたいにキマる」とはこういうものを言うのだろう。家が狭いので遠くにトびたいのだ。

 

YouTubeでRTAの動画を見るのもいい。 リアルタイムアタック、要するにゲームのクリア時間を競うのだが、どの動画も「なんでそんなに急ぐのだろう」と思うほど忙しなくて笑ってしまう。駅のホームを疾駆するサラリーマンのようで、ずっと見ていられる。

 

 

今年の春はひときわ別れが目立つ。出会いの機会が失われたことも原因の一つだろう。

陰鬱な気分を晴らすべく近所の散歩に出かけた。玄関を出て30秒、向かいに住むヤマザキさんに話しかけられ、お隣のハルヤマさんのご主人が亡くなったことを知った。

ハルヤマさんは寒い冬の夜にも欠かさず庭でタバコを吸う人で、小さい時分の寝付けない夜は自室の窓からその様子をよく覗き見した。種子島出身の笑顔が優しい人で、ときたま珍しい魚や野菜を分けてくれた。夜とプレゼント、優しい笑顔と白いひげが相まって、今でもサンタクロースの顔イメージはハルヤマさんである。そうですか、亡くなられましたか。少し節をつけた「おはよう」の言い方が好きでした。

 

「俺くらいは気分が晴れる文章を書いてやる!」と思っていたのだがなんたる体たらくだろうか。まったく勘弁してほしい。

 

「死ねばいいのに」とタイトルをつけた記事がとても捗ってしまい危機感を覚えたので、最近はもっぱらフィルマークスを見ている。映画で繋がるこのSNSはただ眺めているだけでも面白く、フォローしている人たちが過去に書いたレビューもあらかた読んでしまった。誰かの書いたモノを読み飛ばさない人が多いので、自分の所属するサークルが大好きである。俺ももっと言葉を研がねば。

 

「うまく息が吸えない」とか言い出す前に筆を置きたい、いやしかし今しか書けないものがあればそれを大事にしたいのだが、まあいいや、ミュージックでトリップして愛すべき眠りにダイブしよう。