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ギャル2人に無料で髪を切られる俺と、モデルに誘われた俺

一年くらい無料で髪を切っている。美容師を目指す友達を強請っている訳ではなく、自分におよそ似合わない都会の小洒落た美容院で髪を散らしている。

『minimo』をご存知だろうか。ネイルやらエステやらのビューティーをインテグラルした予約アプリだ。全然わからない。

簡単なアカウント登録を済ませ、地域や店名、価格でクーポンを検索すると、「〇駅徒歩5分!minimo限定クーポン!」や「カラー2000円」等の心躍る文字が画面いっぱいに表示された。

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利用人数も多く、普段利用している美容室のクーポンがあったりするかも。「表参道にあるお洒落な美容院に行ってみたいけど気後れしていた」のような人は精神的にも金銭的にも背中を押してもらえるハズだ。俺も初めて美容室行った。

美容師が個人で「練習台になってくれる人を募集してます!!」と無料のクーポンを打ち出していることも多い。練習台と聞くと不安だが、大体の美容室は最後にベテランが整えてくれるので問題ない。そもそも素人目にはわからんし。「ここもっと髪落とせたね」「なるほど…」とか自分の後頭部見詰められるのかなりシュール。

初めての場所ってワクワクするし、ガチャみたいで楽しいです。髪型ガチャ。

 

10駅くらい隣の街で無料カットの予約を取った。閉店後に散髪をするため、人生で初めての美容室、その入り口に立ったのは夜の七時のことであった。

店内はとても綺麗な「女の人が行くような美容室」で、正直「無料で切れるとかおかしいだろ実は店が地中にあって身ぐるみごと坊主にされるんだろ」と考えてた俺は少し拍子抜けした。

簡単なアンケートに答えて座席に案内される。シュコシュコと間抜けな音を立てて上昇する椅子に座りながら、今宵、俺の髪に鋏を入れる「フジワラさん」の姿を想像する。レジのところにいた人だろうか。それともあの恰幅のいい人だろうか。

「初めましてどうも〜フジワラで〜す」ギャルだった。これまでの人生でギャルという人種と相対したことがなかったので相当に焦った。鏡越しに微笑むフジワラさんを見ながら「パリコレみたいな前衛的な髪型にされたらウケるな」などと他人事のようなことを考えていた。

「今日のお目付役のイトウで〜す」ギャルが2人に増えた。スタンドバイミー・ダブル・ギャルズ。終わった。アクセルしかない。レッツゴーパリコレ。せめて剃り込みとかはやめてほしい。

「今日はどんくらい切る〜?」ビックリした〜距離の詰め方おかしいくない?アサシン?肩に手を置くな馴染みの店か。あれっ?俺ここ来たの初めてだよな?あれっ??

「了解で〜す」いや軽い軽い。人の頭預かる自覚持ってます?あなたにとっては1時間かもだけど、俺は最低1ヶ月ちょい付き合っていくのよ?頼みますよホント。

 

チョキチョキ……

 

切り終わりました。すごくお上手でした。思案しながらもテキパキと鋏を入れていく様子が素敵でした。「ここもうちょい切れる」「わかりました」と真剣な顔で熱心にメモを取るお姿がカッコ良かったです。美容室のシャンプーって仰向けでやるんですね…前屈みになってガムみたいにスースーするシャンプーで犬か車みたいにめちゃくちゃに洗われた事しかなかったから感動で泣きそうになった。フェイスタオルって涙隠すためにあるのか。

この時点で大満足してたんですけど、なんと驚いたことにカット代金無料でした。一緒にレジ行ったのに「ありがとう!また来てね!」って言われて見送られた。普通に財布出してた。口も財布もあんぐり開けたまんま駅まで送ってもらった。マジか。こんなことあっていいのか。

切ってる最中に「地下で坊主にされると思ってた」「ギャル来てマジで終わったと思った」といったことを伝えたら、笑いながら「まぁ、あーしこれで飯食ってるからね〜」って言われた。強かった。

 

フジワラさんと今ではすっかり仲良くなり、最近はラインでやりとりしてる。アプリ関係ねえじゃん。

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気さくかよ。

 

そんなフジワラさん、昇格試験を控えているらしい。初めて知ったんだけど美容師の試験って人間持ち込み可らしいです。 「髪質いい人見つけたらヨユー」って言ってました。

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見つかってなさそう。「前に毛量ヤバい子を連れてったら『可愛く切れてるけど毛が多い』とか言われて落とされたんだよねチックショー」って愚痴ってたんで、髪質に自信ある人がいたら連絡ください。

ちなみに俺はやる分には構わなかったんですが

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「たしかに〜」って断られました。あまりにあっさり断られたんで「ちょっとは引き留めなさいよ!」ってウザ女みたいなこと考えた。

まあフジワラさんが不合格になったら、俺はその後しばらく「俺の頭、不合格なのかー」って思いながら過ごすハメになってたから良かったと考えよう。俺の髪質が不合格とか、そんな細かいことは気にしない。

なんの話だっけ。何かを伝えたかったんだ。「瓢箪から駒」だったはず。たぶん、たしか。

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