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真顔で敵殴るヒーロー『スパイダーマン3』感想

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評価:4.5/5

スパイダーマンは『アメイジング・スパイダーマン』『MCU版スパイダーマン』など、様々なバージョンがあるのだが、最初に作られた無印『スパイダーマン』シリーズの3をこの度ようやく見た。

トビー・マグワイヤが演じる、蜘蛛に噛まれてスパイダーマンとして戦う宿命を背負った科学オタクの高校生、ピーター・パーカー。叔父さん殺しの犯人を追いかける彼は、行く手を阻む様々な敵と戦う。頑張れ!負けるな!スパイダーマン!みたいな話。

アメコミに登場するヒーローの中でスパイダーマンが一番好きなのだが、理由はアクションの爽快さである。飛行能力持ちのアイアンマンやソー、走って現場に駆けつけるキャプテンアメリカやハルクに比べ、蜘蛛の糸でスイングしながら縦横無尽に飛び駆けるスパイダーマンはただの移動が美しくカッコいい。空を散歩する彼は「気さくな隣人」としてジョークを飛ばしながら、今日も壁に貼り付いてニューヨークの平和を見守っている。

 

そんな要素ゼロ。初代『スパイダーマン』は笑い一切無し。敵が親友の父親とか、親友に彼女取られたりする。敵を前に「あー、ヤバイね」とか絶対に言わない。真顔でタコ殴り。「お気楽クモ少年」の気配一ミリも感じない。

でもまあ、面白いんだこれが。スーパーパワーを手に入れたが中身はただの少年。一歩間違えば力に溺れて闇に堕ちる。大いなる力には大いなる責任が伴うのだ。シリーズ三作目でも質は全く衰えておらず、アクションとしての派手さは後に作られた『アメイジング』『MCU』には及ばないが、敵の恐ろしさ、物語はこちらの方が好きだ。面白かった。